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【コラム】中国現場体験記(79) 中国の公共の場における禁煙義務付け まずはマカオから

中国ビジネスレポート コラム
奥北 秀嗣

奥北 秀嗣

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2014年6月17日

中国では、今後3年以内に、すなわち2016年より、公共の場において全面的に禁煙を義務付ける法律の施行が計画されています。それに先駆け、マカオでは既に2012年1月1日より、新控煙法という禁煙法が施行されています。

1.マカオの新控煙法
大部分の室内の公共の場では、全面禁煙となっています。レストランなど飲食店内や、オフィス内などを含みます。罰金額は最高で600パタカ(約7,000円)となっています。違反者は告訴状を受けてから30日以内に罰金を納付する必要があります。罰金を納付しないまま、マカオを離れた旅行者は、後日、マカオへの再入国時に入国を拒否されうることになります。

2.飲食店内の状況
マカオのレストランなど飲食店内では禁煙となりましたが、中国の別の都市ではまだ禁煙とはなっていません。外国人向けではない現地人向けの中国料理店に入れば分かりますが、中国大陸各地、どこの都市に行っても、タバコを吸っている人は多くいますし、灰皿の上ではなく、床に直接灰を捨てていることもしばしばです。タバコやマッチをそのまま床に投げ捨てている場面に出会うこともあります。

3.中国政府のタバコ規制に対する姿勢

上記のような状況を中国政府が黙認しているわけではなく、徐々に規制を始めたと言えます。中国では、全国法で一気呵成に規制するのではなく、ある地域を実験場として始め、実務の現状を見極めつつ、全国展開する事例に多く出会います。タバコ規制もその一例と言えそうです。
今後、喫煙は、規制計画に従い、中国全土で規制されていくことになりそうです。

以上

マカオのホテル内で火を吹く龍
※マカオのホテル内で火を吹く龍

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