審判監督手続におけるその他の具体的な手続に関する問題、例えばどのような場合に審判監督手続を終結させることができるかなどの問題について、詳細な規定を行っているので紹介する。【2,169字】

緩和の兆しは見え始めたものの、中国では依然として厳しい外貨規制を実施している。国内機関の対外担保においては、そのほうで定められた前提条件、事後管理などがこの点を裏付けている。筆者は関係する新法律と併せ、参考まで国内機関の対外担保の基本的な意味、前提条件、事後管理などの内容に重点を置いて紹介する。【4,647字】

最近、労働契約法修正草案がパブリック・コメントの募集のため公表された。今回はその改正内容を紹介し、現時点における労務派遣に関する問題を解説する。【3,174字】

前回の指導性案例5号「法律に違反する地方政府規則の司法審判における適用」に引き続き、今回は、行政処罰手続における聴聞会開催の必要性に関する行政事件について検討するものとしたい。【2,630字】

中国においては、会社の経営、発展において、行政、政府機関との付き合いは避けられない。しかし、行政、政府機関との距離が無制限に近くなることは避け、節度を保つようにしなければ、会社に不利となることも間違い。【2,398字】

今回、売買契約をめぐる紛争全般を視野に入れた司法解釈として、「売買契約紛争事件の審理における法律適用問題に関する最高人民法院の解釈」が、12年間にわたる検討、論証、専門家・学者からの意見聴取を経て、今年5月10日に公布され、7月1日から施行された。【2,545字】

最高人民法院は、2011年12月20日に第1回指導性案例として4つの事案を公示していたが、これに引き続き、2012年4月14日、さらに4つの指導性案例を新たに公示した。【2,835字】

中国では貸付に関する銀行の審査も比較的厳しいため、特に中小企業は「融資難」の問題に直面している。このような背景の下、法的には認められていない企業間貸付が行われるケースも多く、企業間貸付をめぐる紛争も増えつつある。【2,424字】