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ログイン2013年12月27日
11月の主要経済指標が出揃ったので本稿で解説する。【7,042字】
(1)物価
①消費者物価
11月の消費者物価は前年同期比3.0%上昇し、上昇率は10月より0.2ポイント鈍化した[1]。都市は3.0%、農村は3.1%の上昇である。食品価格は5.9%上昇し(10月は6.5%)、非食品価格も1.6%上昇(10月は1.6%)している。衣類は2.0%、居住価格は2.6%上昇した[2]。
(参考)1月2.0%→2月3.2%→3月2.1%→4月2.4%→5月2.1%→6月2.7%→7月2.7%→8月2.6%→9月3.1%→10月3.2%→11月3.0%
前月比では、10月より0.1%下落(10月は0.1%)した。食品価格は0.2%下落(10月は-0.4%)であった。うち生鮮野菜は3.8%下落(10月は-2.8%)し、約-0.12ポイントの影響を与えた。豚肉価格は0.5%下落した。非食品価格は同水準(10月は0.3%)、衣類は0.6%
上昇(10月は1.0%)、居住価格は0.2%上昇(10月は0.2%)であった。
1-11月期は同2.6%の上昇である。
食品・エネルギーを除いた消費者物価(コア消費者物価)は、前年同期比1.8%上昇(10月は1.8%)、前月比0.0%(10月は0.3%)である[3]。1-11月期では1.7%となる。
なお、国家統計局は、11月の前年同期比上昇率3.0%のうち食品価格の牽引効果は約1.92ポイントとなり、このうち食糧価格の上昇は4.0%、物価への影響は約0.12ポイント、肉類及び肉製品は5.5%上昇、物価への影響は約0.41ポイント(豚肉価格は5.0%上昇、物価への影響は約0.16ポイント)である。このほか生鮮野菜価格が22.3%上昇、物価への影響が約0.59ポイント、水産品価格の上昇が6.5%、物価への影響が約0.16ポイント、果物価格の上昇が10.6%、物価への影響が約0.20ポイントであったとしている。
また、昨年の物価上昇の残存効果は0.7ポイント、今年の新たな物価上昇要因は約2.3ポイントである。
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