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ログイン1016年1月12日
今月からチェイスチャイナ&アジアのスタッフによるアジア記事連載がはじまりました。
毎月1~2本の掲載を予定しています。拙い記事ではありますが、なにとぞ長い目でお付き合いいただければ幸いです。
記念すべき1回目は、香港で人気のスポーツ、香港セブンズについてご紹介します。
日本にいるとあまり情報が流れてきませんが、毎年香港市民がとても楽しみにしているスポーツイベントです。
香港で最大規模を誇るスポーツの祭典「香港セブンズ」。
24の国と地域からの出場チームの中から頂点を決める国際的なスポーツイベントで、毎年3月下旬に行われます。2015年は、3/27~29まで香港スタジアムで開催されました。
開催期間中の3日間で、会場にはおよそ12万人が訪れたということからも、かなり人気のイベントであることが分かります。(https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AHong_Kong_Sevens_Parade.jpg)
このイベントがある期間は、「香港中」が朝から夜までお祭り騒ぎになります。
筆者は2度、開催期間中の香港にいたことがあるのですが、そのうち1回はラマ島という、小さな離島で過ごしたにも関わらず2,3軒しかないスポーツバーの前に人々が集まって観戦するのを見て、本当に皆が楽しみにしているイベントなのだなと感じました。
セブンズラグビーの発祥地はスコットランド。(15人制ラグビーの発祥はイギリスですね!)
1800年代後半、もともとは地元のラグビークラブがコスト削減の為に、選手の人数を減らして試合時間を短縮したことが発端です。(試合時間は1試合トータルで14分!)
香港セブンズは、国際ラグビー評議会が主催する7人制ラグビーの大会「セブンズワールドシリーズ」の一つです。12月から翌年の6月まで、参加国は世界各地(10ヵ国)で転戦し、各大会ごとにポイントを加算、その総合ポイントでシリーズ王者を決定します。
そのうち香港で行われる大会は、最大規模となる計24チームが参戦しており、それが世界中で高い人気を誇る理由のひとつでもあります。香港セブンズは1976年から開催され、1日に数十試合、大会期間中の3日間でトータル約80もの試合を楽しむことができます。
セブンズは通常の15人制ラグビーと同じフィールドで戦うため、1人あたりの守備範囲が広くなります。そのため15人制に比べ、フィジカルの強さよりもパスを遠くまで回す力や最後まで走り続けられる持久力が要求されるスポーツです。
試合の観戦だけではなく、醍醐味はなんといっても観客によるユニークな仮装!
街中がハロウィーン並みの盛り上がりを見せ、特にスタジアム観戦はどこをみてもカラフルなコスチュームを着た人たちでいっぱいです。
(http://hksevens.com/galleries/2014-hong-kong-sevens-fancy-dress)とっても楽しそうです!
2016年は4月8日~10日に催されます。