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2014年政府活動報告のポイント(2)

中国ビジネスレポート マクロ経済
田中 修

田中 修

有料

2014年3月31日

記事概要

前回に引き続き、政府活動報告のポイントを本稿で述べる。ベースは全人代修正後のもので、重要な修正箇所は注記している。また、訳文については、全人代開催時に配布される日本語版は意訳にすぎる部分があり、元の中国語のニュアンスが分かりにくくなっているため、テクニカルターム・成語を除き、改めて筆者が翻訳し直したものである。


4.3農業現代化と農村の改革・発展を促進する
農業は内需拡大・構造調整の重要分野であり、さらには天下を安んじ民心を安定させる産業である。「三農」問題をしっかり解決することを全活動の重点中の重点とすることを堅持し、国家食糧安全保障と農民の増収促進を核心として、農業の現代化を推進しなければならない。耕地の警戒ラインを固守し、耕地の質を高め、農業の総合生産能力を増強し、穀物の基本自給と必要な食糧の絶対安全を確保して、13億の中国人の糧をしっかりと自己の手中に確保する。

(1)農業への支援・保護政策を強化する
小麦・籾米の最低購入価格を引き上げ、トウモロコシ・菜種・砂糖の臨時備蓄政策を引き続き執行する。農産品の目標価格制度の確立を模索し、市場価格が低すぎるときには生産者に対して補助を行い、高すぎるときには低所得の消費者に対し補助を行う。農業への新たな補助は、食糧等重要農産品、ニュータイプの農業経営主体、食糧主産地に傾斜させる。食糧・食用油・豚等の生産量の多い県への奨励・補助を増やし、牛・羊肉の生産を支援する。増産に対する深耕・整地の役割を発揮させ、2014年は1億ムー(666万7000ha)の農地を対象にテスト開始する。農業関連資金を統一的に整理合理化する。財政力がどれだけ逼迫していても、農業への投入は増やすのみで減らさないことを確保しなければならない。

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