はじめに
李克強総理は10月24・29日、国務院常務会議を開催し、投資・消費の振興策を決定した。これも景気微刺激策の一環である。本稿は、その概要を紹介する。

１．10月24日国務院常務会議「重点分野の投融資メカニズムを刷新し、社会の有効な投資のために更に大きな余地を開拓する」（新華網北京電2014年10月24日）[1]
投融資メカニズムを刷新し、更に多くの分野で社会投資とりわけ民間資本に大きな門を開き、その他行政の簡素化・権限の開放措置と併せ技を形成する。改革措置により、不合理な独占・市場の障壁を打破し、権利・機会・ルールが公平な投資環境を作り上げることにより、投資家が平等な競争の中で合理的な収益を得るようにすることは、市場主体の活力と発展の潜在力を更に大きく奮い立たせることに資するものである。現在の投資動力が不足する状況を改善し、有効な投資を安定させ、公共財の供給を増やし、安定成長・構造調整・民生優遇を促進する。