はじめに

1月8－9日、人民工作会議が開催され、周小川人民銀行行長が報告を行った。本稿では、会議で議論された2015年の金融政策の概要と、12月31日に公表された人民銀行貨幣政策委員会の概要を紹介する。

１．人民銀行工作会議（1月8－9日）

中央経済工作会議は、現在及び今後一時期の内外経済情勢を深刻に分析し、2015年の経済政策の総体要求、マクロ政策の方向と重要任務を明確にした。新常態を認識し、新常態に適応し、新常態を引率することは、マクロ・コントロールと金融の改革・発展・安定政策を更にしっかり行うための出発点・立脚点である。経済発展の新常態に対して、深刻に理解し、認識を高め、思想・行動を中央の認識・判断に統一させ、主動的に成果を上げ、自己の「課業」を着実にしっかり行い、時と共に進んでマクロ・コントロールと金融の改革・発展・安定政策にしっかり取り組まなければならない。