はじめに
李克強総理は6月24日、国務院常務会議を開催し、10日・17日に続いて景気テコ入れ策を打ち出した。本稿では、その概要を紹介する。

（１）「インターネット＋」
インターネットと各業種を深く融合させることは、大衆による起業・万人によるイノベーション、経済発展の新たな動力エネルギーの形成を加速することにとって、意義は重大である。「政府活動報告」の要求に基づき、「『インターネット＋』行動計画」を承認し、「インターネット＋」を推進し、起業・イノベーション、協同製造、現代農業、インテリジェントエネルギー、インクルーシブ・ファイナンス、公共サービス、効率の高い物流、電子ビジネス、宅配、グリーン生態、人工知能等新産業モデルを形成できる重点分野の発展を促進する目標任務を確定し、かつ関連支援措置を確定した。
①「インターネット＋」の発展を阻む不合理な制度・政策を整理し、これと融合した商品・サービス市場への参入を緩和し、起業・イノベーションを促進することにより、産業の融合発展のために広範な空間をもたせる。