2015年のGDPは67兆6708億元であり、実質6.9％（目標7.0％前後、2013年は7.3％）の成長となった。2015年1－3月期は 7.0％、4－6月期は7.0％、7－9月期は6.9％、10－12月期6.8％である[1]。第1次産業は6兆863億元、3.9％増、第2次産業は27兆 4278億元、6.0％増、第3次産業は34兆1567億元、8.3％増である。付加価値に占める3次産業のウエイトは50.5％（前年より2.4ポイント上昇）、2次産業は40.5％、1次産業は9.0％である[2]。
前期比では、2015年1－3月期1.3％、4－6月期1.9％、7－9月期1.8％、10－12月期1.6％の成長である[3]。
これを寄与率でみると、最終消費は66.4％（前年より15.4ポイント上昇）である。

（１）物価
①消費者物価
12月の消費者物価は前年同期比1.6％上昇し、上昇率は11月より0.1ポイント加速した[4]。都市は1.7％、農村は1.5％の上昇である。食品価格は 2.7％上昇し（11月は2.3％）、非食品価格も1.1％上昇（11月は1.1％）している。衣類は2.0％、居住価格は0.8％上昇した[5]。