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ログイン2008年12月10日
一年間にわたり、中国ビジネスの文化習慣、制度、留意点などについて解説してきた。最後に、中国ビジネスの成功に求められる素質を以下のとおり「 5 つの原則」にまとめてみた。ぜひ参考としていただきたい。
一年間にわたり、中国ビジネスの文化習慣、制度、留意点などについて解説してきた。最後に、中国ビジネスの成功に求められる素質を以下のとおり「 5 つの原則」にまとめてみた。ぜひ参考としていただきたい。
1. 事実主義
中国ビジネスにおいて物事を判断、評価する場合には、「予測、憶測」、「思い入れ」といった感情要素を排し、「現場主義、現物主義、現実主義、現金主義」の冷静な「 4G 事実主義」を価値基準に置くこと。 「ビジネスはドライに、付き合いはウェットに」が中国式。
2. 確認主義
中国ビジネスでは、良い話も悪い話も必ず根拠と客観的事実を他でも確認する(裏を取る)こと。 自分で指示を出した結果は、必ず自分で確認をとること。 何事も事実を確認することなく、判断、評価、リリースしてはならない。
3. 記録主義
中国ビジネスでは、契約や法律が徹底されないだけに、重要事項は必ず文書を作成して記録し、関係者の署名を受け、保管すること。 法律に定められた必要な許認可を受け、登記を済ませ、必要な場合は公証人の公証も得る。
4. 相互牽制(内部牽制)主義
どんな仕事も、複数の人間が関わるシステムとし、単独で完結する仕組みにしないこと。 担当と管理を兼務させてはならない。定期的な棚卸点検、定例的な監査を怠らないこと。
5. 合情合理主義
話し合いはその場で議論し、その場で自分の判断で明確に決めること。 それができる「とっさの判断力」と、何があってもうろたえない、現場の「危機管理能力」を養うこと。
中国ビジネスにおいては、一人前の経営管理者とは「自分の言葉で道理をはっきり語ることのできる人」であり、相手のメンツを最後まで大切にし、筋道を通して皆を納得させることのできる人である。(2008年10月記・741字)
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