こんにちわ、ゲストさん
ログイン2013年11月29日
10月の指標が出揃ったので、本稿で解説する。【6,918字】
(1)物価
①消費者物価
10月の消費者物価は前年同期比3.2%上昇し、上昇率は9月より0.1ポイント加速した[1]。都市は3.2%、農村は3.3%の上昇である。食品価格は6.5%上昇し(9月は6.1%)、非食品価格も1.6%上昇(9月は1.6%)している。衣類は2.4%、居住価格は2.6%上昇した[2]。
(参考)1月2.0%→2月3.2%→3月2.1%→4月2.4%→5月2.1%→6月2.7%→7月2.7%→8月2.6%→9月3.1%→10月3.2%
前月比では、9月より0.1%上昇(9月は0.8%)した。食品価格は0.4%下落(9月は1.5%)であった。うち生鮮野菜は2.8%下落(9月は6.7%)し、約-0.09ポイントの影響を与えた。豚肉価格は0.4%下落し、約-0.01ポイントの影響であった。非食品価格は0.3%上昇(9月は0.4%)、衣類は1.0%上昇(9月は1.2%)、居住価格は0.2%上昇(9月は0.3%)であった。
1-10月期は同2.6%の上昇である。
食品・エネルギーを除いた消費者物価(コア消費者物価)は、前年同期比1.8%上昇(9月は1.7%)、前月比0.3%上昇(9月は0.4%)である[3]。1-10月期では1.7%となる。
なお、国家統計局は、10月の前年同期比上昇率3.2%のうち食品価格の牽引効果は約2.11ポイントとなり、このうち食糧価格の上昇は3.8%、物価への影響は約0.11ポイント、肉類及び肉製品は5.8%上昇、物価への影響は約0.43ポイント(豚肉価格は5.2%上昇、物価への影響は約0.16ポイント)である。このほか生鮮野菜価格が31.5%上昇、物価への影響が約0.81ポイント、水産品価格の上昇が6.4%、物価への影響が約0.16ポイント、果物価格の上昇が8.8%、物価への影響が約0.17ポイントであったとしている。
また、昨年の物価上昇の残存効果は0.9ポイント、今年の新たな物価上昇要因は約2.3ポイントである。
②工業生産者価格&[4]
10月の工業生産者出荷価格は前年同期比1.5%下落し、9月より0.3ポイント下落が再び加速した[5]。前月比では9月と同水準(9月は0.2%上昇)であった。1-10月期は同-2.0%である。
(参考)1月-1.6%→2月-1.6%→3月-1.9%→4月-2.6%→5月-2.9%→6月-2.7%→7月-2.3%→8月-1.6%→9月-1.3%→10月-1.5%
10月の工業生産者購入価格は、前年同期比2.0%下落(9月は-1.6%)した。前月比では9月より0.1%上昇(9月は0.2%)であった。1-10月期は-2.1%である。
有料記事閲覧および中国重要規定データベースのご利用は、ユーザー登録後にお手続きいただけます。
詳細は下の「ユーザー登録のご案内」をクリックして下さい。
2024年11月19日
2024年11月12日
2024年11月7日
2024年10月22日
2024年10月9日