10月31日午後、李克強総理は経済各分野の専門家と企業責任者を召集し、経済情勢座談会を開催した。今回を含め今期の政府が発足して以降、李克強総理は経済専門家・企業責任者を3回招請している。今回の会議に参加したのは、マクロ経済・金融・不動産・貿易等の分野の専門家、及び銀行・自動車・電子ビジネス等の企業の責任者である。
この会議は、目前に迫る党3中全会の下準備とみられる。本稿では、会議の模様を伝える中新社北京電2013年11月3日記事の概要を紹介する。

この3時間半近くに及ぶ座談会においては、一方では発言に耳を傾け時には質問し、一方では建言・献策し積極的に回答するといった風で、座談会全体の雰囲気は熱烈であった。
李克強総理は、「経済建設を中心とし、発展優先を堅持することは、我々が時々刻々常に考慮しなければならない問題である。しかし、中国は30年余り高速発展を経て、既に新たな段階に達した。転換・グレードアップと合理的な速度の間に、1つの均衡点・黄金点を探し出さなければならない。十分な雇用を保証すると同時に構造調整を加速し、質・効率の向上に力を入れることにより、中国経済を長期に安定させなければならない」と述べた。