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夏季ダボス会議における李克強発言(1)

中国ビジネスレポート マクロ経済
田中 修

田中 修

有料

2013年9月26日

9月11日、李克強総理は大連において夏季ダボス会議開幕式の挨拶を行った。本稿では、彼の発言の概要を紹介する(中国政府網2013年9月11日)。

2008年9月から今に至るまで、国際金融危機が爆発してすでにまるまる5年となる。現在、世界形成情勢はなお錯綜し複雑である。先進国は好転の兆しが現れたばかりであり、新興経済国は再びかなり大きな下振れリスクに直面しており、一難去ってまた一難と言ってよい。
多重の要因の影響を受けて、中国経済の成長速度もある程度鈍化した。一時期以来、国際的に中国経済について少なからぬ議論があり、一部の国家がかつて遭遇した、成長の早過ぎる鈍化という問題が出現するかどうか、さらには「ハードランディング」が出現するかどうかが心配されている。
私は皆さんに、中国は正に転換・グレードアップの要となる段階にあり、現在経済発展のファンダメンタルズは良好であり、経済運営は総体として平穏である、と申し上げたい。

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