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ログイン2014年5月2日
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中国税関統計によると、今年第1四半期(2014年1月~3月)の中国の貿易総額(輸出入合計)は前年同期比3.7%減の5兆9000億元、そのうち輸出は6.1%減の3兆元、輸入は1.2%減の2兆9000億元、貿易黒字は60.9%減の1028億3000万元であった。
米ドルベースでは、貿易総額は前年同期比1.0%減の9659億ドル(約98兆5千億円)、そのうち輸出額は3.4%減の4913億ドル(約50兆円)、輸入は1.6%増の4746億ドル(約48兆4千億円)、貿易黒字は59.7%減の167億ドル(約1兆7千億円)であった。
3月分だけを取ってみると、貿易総額は前年同期比9.2%減の3325億ドル、そのうち輸出は6.6%減の1701億ドル、輸入は11.3%減の1624億ドルであった。輸出の前年同期比減少幅は1~2月より縮小したものの、輸入が減少に転じたことで、輸出入総額の前年同期比減少幅は1~2月より拡大した。
1~2月の中国貿易の変動をもたらした要因として、春節(旧正月、今年1月31日はそれにあたる)の影響を挙げた政府関係者が少なかったが、3月の数字を取ってみると、春節の要因だけでは説明できないと認めなければならない。従来の経験では「春節前に駆け込み輸出」、「春節後に輸入先行」というパタンになるはずであったが、今度の春節後には輸出も輸入も減少したのである。
本稿では中国の輸出に焦点を当て、減少の謎と今後の見通しについて考えてみたい。
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