はじめに
9月10日、李克強総理は天津で開催された夏季ダボス会議において、「改革・イノベーションにしっかり依拠し、経済発展の新たな動力を増強する」と題した開幕演説を行った。本稿では、その概要を紹介する（新華網北京電2014年9月10日）。

今回のフォーラムが「イノベーションを推進し、価値を創造する」をテーマとしていることは、強い現実的な意義を有する。イノベーションは人類社会の永遠の話題であり、経済社会発展の消えることのない牽引力である。世界経済の安定・回復はイノベーションに依拠しなければならず、中国経済の質・効率の向上もイノベーションに依拠しなければならない。ここ数年、中国経済が持続的な発展を維持でき、健全な方向に向けて前進している主要な動力は、やはり改革・イノベーションに由来する。