はじめに
習近平総書記は7月17日午後、長春において「一部省区党委主要責任者座談会」を開催し、東北地方等旧工業基地の振興と第13次5ヵ年計画期間の経済社会発展についての意義・建議を聴取した。座談会には、遼寧省・吉林省・黒竜江省・内モンゴル自治区の党委書記が参加した。本稿では、習近平総書記の重要講話の概要を紹介する（新華網長春電2015年7月19日）。

現在、わが国経済の情勢と運行態勢は総体として良好である。①経済発展が長期に好転するというファンダメンタルズに変わりはなく、②経済の強靭性が強く、潜在力が十分で、挽回の余地が大きいという基本的な特質には変わりはなく、③経済の持続的成長のための良好な支え・基礎と条件には変わりはなく、④経済構造の調整・最適化への前進態勢には変わりはない。
新たな成長スポットは急速にはぐくまれ、不断に殻を破って出てきており、新たな成長動力は急速に形成され、不断にパワーを蓄積している。経済発展の展望は依然として広大であり、これについては必ず自信をもたなければならない。