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ログイン2015年8月10日
はじめに
中国経済の失速が懸念されるなか、国家発展・改革委員会の幹部が当面の経済情勢・政策について積極的に発言している。本稿では、その概要を紹介する(経済日報2015年7月29日)。
1.経済情勢:李朴民秘書長
上半期の経済運営は、鈍化の中で安定に向かい、安定の中で好転し、安定の中で前進している。
「安定」は、主として6方面に現われている。
①成長率が安定している
上半期のGDP成長率は7%であり、年間予期目標と一致している。しかも、1-3月期、4-6月期の成長率がいずれも7%であり、大きな変動が出現していない。
②消費が安定している
上半期の社会消費品小売総額は、前年同期比実質10.5%増となっている。
③物価が安定している
上半期の消費者物価は、前年同期比1.3%の上昇であり、総体としておだやかな上昇傾向を示している。
④雇用が安定している
上半期の都市新規就業増は718万人であり、年間目標の71.8%を達成した。
⑤農業が安定している
全国の夏季食糧総生産量は前年比で447万トン増加しており、3.3%増である。
⑥所得が安定している
上半期、全国1人当たり可処分所得は、前年同期比実質7.6%増であり、GDP成長率を引き続き上回っている。
「好転」「前進」は、主として経済構造の急速な調整・最適化、新しい成長スポットの急速な生育、新たな成長動力の急速な形成に現われている。
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