＜投資環境＞

１．マカオの状況

　マカオは香港からフェリーで1時間、経済特区である珠海とは陸続きというロケーションです。投資の受け入れ環境も、香港と同様、自由な為替管理制度が採用されており、税制も極めてシンプル、且つ軽課税となっています。
　これらの条件を考えれば、中国ビジネスの経由地（地域統括会社の設立地）となる条件は十分に揃っている筈ですが、現実には、香港に大きく遅れをとっており、マカオに地域統括会社を設立するケースは極めてまれと言えます。
　マカオに対する外国企業の投資、特に中国ビジネスにおける地域統括会社の設立が進んでいない理由として、以下が考えられます。