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日系企業社員の告発状を読む(6)

中国ビジネスレポート 労務・人材
田中 則明

田中 則明

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2006年9月7日

<労務・人材>

 

日系企業社員の告発状を読む(6)

田中則明

 

 

 さて、『A総経理の二十大罪状』もいよいよ佳境に入り、後4章を残すのみとなりました。この会社の関係者ならずとも読めば読むほど気が重くなるのですが、取り合えず、最後まで読んでしまいましょう。

 

17.A総経理は、長きに亘り営業担当者のボーナスをピンハネし、重要な契約が出来そうになると決まって営業活動に強引に割り込み、顧客の不満を招き、ひいては大量の顧客と注文の流失を招いた。その金額は数百万元に達した。このことが多くの優秀な営業担当者の不満を募らせ、彼らを会社から去らせる事となった。 

18.A総経理は、自分のやったことが露見することを恐れ、しょっちゅう外に向かって辞めて行った社員に対する誹謗中傷を流し、このことが社員全員の不満を引き起こした。また、会社の名声を大きく傷つけることとなった。 

19.A総経理のプロジェクト管理の失敗により、顧客との契約納期に間に合わせることができず、顧客の強烈な反発とクレームを招いた。例えば、T社のプロジェクトのミスは、T社よりのリピートオーダー取得を不可能にした。或いは、U社のプロジェクトにおいては再三価格を上げたため、顧客は不満を感じ、このプロジェクト

の実行は半年も遅れることとなってしまった。更に、プロジェクトの遂行中に何度も同じミスを重ねたため、U社より取引拒絶の憂き目にあったが、なんとA総経理は、検査部部長CCにU社に電話をさせ、「今まで提示した見積り価格は営業部長のBBが勝手に決めてオファーしたもので、会社とは関係ない」と言わせた。このようなものの言い方により、U社は会社の信用と管理体制に対して更に不安を感じることとなり、結果として、会社に悪影響を与えてしまった。

 

20.A総経理は、会社の管理に極めて非科学的な方法を用いた。即ち、プロジェクトで考課を付けるのではなく、時間で考課を付けた。プロジェクトの出来具合で社員の成績を測るのではなく、全て時間の長短で図るため、社員の仕事に対するやる気を喪失させてしまった。例えば、一つの障害を修正するのに、一時間でもできる筈なのに、時間稼ぎをするために一日もわざと費やすというような現象が見られるようになってしまった。

                    社員一同

                   (続く)

                            (2005年8月記・910字)

心弦社代表 田中則明

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