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ログイン2021年10月29日
1.はじめに
2021年9月1日から施行された「重要情報インフラ保護条例」[1](以下、「条例」という)の成立の経緯を辿ると、2017年7月10日における「重要情報インフラ安全保護条例(意見募集稿)」[2](以下、「意見募集稿」という)の公布及び全社会に対する意見募集の実施から4年を経て、2021年7月30日に正式に公布されたものとなる。この「条例」は、重要情報インフラの安全に関する中国初の行政法規として、重要情報インフラの認定、監督管理体系の改善、運営者の責任・義務、保障及び促進措置、法的責任といった多くの面から監督管理の要求を示し、重要情報インフラ保護の法律体系の確立における重要な役割が期待されている。本稿では、「サイバーセキュリティ法」の体系構築の観点から、「条例」が定める重点的な内容について整理と解説を行うものとしたい。
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