1. 先週の為替相場レンジ（変動範囲）

2. 先週の為替相場サマリー

❖ ドル高、円安、人民元安

USD/JPY
● ドル円は上昇。1ドル＝143.53円からスタートし、週初こそ神田財務官の口先介入を受けて142.94円まで下落
する局面が見られたが、その後は底堅い展開が続いた。火曜日のNY時間には米国5月新築住宅販売件数や、
米国6月消費者信頼感指数など、発表された指標が上振れ144円を突破すると、木曜日には米国1-3月期GDP
確定値が+2.0％へと0.7ポイント上方修正されたこともあって150円を伺う展開となった。金曜日の東京時間に
は高値145.08円を記録し、その後は鈴木財務相による口先介入を受けて144.32円まで値を戻してクローズ。
● 先週末の予想は「上」で結果は「〇」。2022年初からの正答率は62.9％。

EUR/USD
● ユーロは横ばい。1ユーロ＝1.0906ドルからスタートすると、週初はロシア情勢の緊迫化や、ラガルド総裁が追
加利上げを示唆したこともあって1.0977まで上昇。しかし火曜日のNY時間以降は強い米経済指標を受けて下
押し、木曜日の強い米1-3月期GDPを受けて1.09を割り込む展開となった。金曜日は1.0834の安値を記録した
のち、NY時間に反発し1.0912と週初とほぼ同水準まで値を戻してクローズ。
● 先週末の予想は「下」で結果は「×」。2022年初からの正答率は61.1％。

USD/CNH
● ドル高、人民元安。1ドル＝7.2130元からスタートすると、さっそくドル高・人民元安が強まり、7.24を突破。火曜
日こそ当局による為替介入の噂があり7.2060レベルまで下落したが、その後は再びドル買い・人民元売りが強
まり金曜日の欧州時間に7.2861の高値を記録したのち、7.2676でクローズ。
● 先週末の予想は「上」で結果は「〇」。2022年初からの正答率は66.7％。

本号は日本時間7月2日午前12時までの情報をもとに作成しています。The FX Report, Weekly に関するお問い合わせは、株式会社トレジャリー・パートナーズにお願い申し上げます。
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