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The FX Report,Weekly(一部抜粋版)

中国ビジネスレポート 金融・貿易
戸田裕大

戸田裕大

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2023年10月2日

1. 先週の為替相場レンジ(変動範囲)

  始値 安値 高値 終値 変化率
USD/JPY 148.37 148.25 149.73 149.38 +0.68%
EUR/USD 1.0655 1.0488 1.0655 1.0572 ▲0.78%
EUR/JPY 158.03 156.71 158.34 157.92 ▲0.07%
USD/CNH 7.2992 7.2812 7.3268 7.2957 ▲0.05%
CNH/JPY 20.33 20.28 20.51 20.47 +0.73%

 

2. 先週の為替相場サマリー

❖ ドル高、人民元高

USD/JPY
● ドル円は上昇。週初は148.37円からスタートすると、火曜日の欧州時間に149円丁度を突破。その後も相対的に強めの米国指標をこなしながらドル買いが優勢となり、水曜日のNY時間に149.73円の今週高値を記録。木曜日の東京時間は日本のFX市場において利食い売りが優勢となりやや上値が抑えられると、NY時間に発表された米4-6月期GDPの物価指数確定値が最新の改定値よりさらに▲0.3%下振れていることが判明し、ドル売りが優勢となった。金曜日は四半期末でもあり、リバランスと想定されるドル売りフローに押される時間帯が長く欧州時間に一時148.53円まで下落する局面も見られたが、このレベルでは買戻しが優勢で、勢いよく値を戻し高値圏となる149.38円でクローズ。
● 先週末の予想は上で結果は「〇」。2022年初からの正答率は63.0%。

EUR/USD
● ユーロは小幅に下落。1ユーロ=1.0655ドルからスタートすると、先週の流れを引き継ぎユーロ売りドル買いが優勢でNY時間に1.06丁度を割り込んだ。水曜日のNY時間に掛けては、財政危機に端を発するイタリア国債売りが強まる中、1.0488の今週安値を記録。木曜日の米4-6月期物価指数(確定値)が下振れたことでドル売りが優勢となり、且つ四半期末のリバランスによるユーロ買戻しが強まったことから1.06台を回復したが、週末に掛けてはやや上値重く1.0572でクローズ。
● 先週末の予想は下で結果は「〇」。2022年初からの正答率は63.5%。

USD/CNH
● 人民元は小幅に上昇。1ドル=7.2992元からスタートすると、週央までドル高の流れが継続し木曜日の基準値発表のタイミングで今週のドルの高値となる7.3268を記録。その後は前述の米4-6月期GDP物価指数の下振れや月末リバランスフローを受けて、7.2957まで人民元の買戻しが進んだ。
● 先週末の予想は「フラット」。2022年初からの正答率は65.2%。

本号は日本時間10月1日午前12時までの情報をもとに作成しています。

The FX Report, Weekly に関するお問い合わせは、株式会社トレジャリー・パートナーズにお願い申し上げます。
https://treasury-p.com/contact

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