こんにちわ、ゲストさん
ログイン2015年1月22日
現在、ベトナムの小売市場規模は12兆円強。前年度比で13%程の成長をしている市場だ。モダントレード(近代小売)の小売形態としては、ショッピングモール、スーパーマーケット、ハイパーマーケット、コンビニエンスストアなどが合計で1,500店舗以上展開している。北部に強い小売、中部に強い小売、南部に強い小売、そして全国規模の小売と展開エリアは様々だ。
主要ローカル系小売には、Coorp Martを中心に、Citi Mart、Intimex、Hapro Mart、Maximark、Fivi Mart、Shop and Goなどがある。
ベトナムの小売市場は、2009年に小売業態に関する外資規制が緩和され、更に世界の注目を集めるようになった。ベトナムは、中国やマレーシアに進出をしているイオンが進出したことでも注目をされた。日系では、その他合弁でファミリーマートやミニストップが積極的に展開している。
その他の外資系小売としては、タイ資本のBig C、韓国資本のLotte Mart、ドイツ資本のMetro Cash Carry、米国資本との合弁のサークルKなどがある。
ベトナムも他のASEAN諸国同様にトラディッショナル・トレード(伝統小売)の比率が大きい。現在トラディッショナル・トレードの比率は約8割ある。ベトナムのトラディッショナル・トレードは、tiem tap hoa(チャム・タップ・ホア)と呼ばれ、意味はMini Glossary Storeは、50万店程存在する。
やはりこの国でもモダン・トレードの比率は今後更に高まる傾向にあるが、現状で8割あるトラディッショナル・トレードが今後数十年で劇的に減ることは考えにくく、市場占有率が高くなればなるほど、リスティング・フィーやその他各種マーケティング・フィーを要求する傾向が強いモダン・トレードでは、そこをチャネルとする消費財メーカーにとっては利益が出ない可能性が高く、また競争も激しい。従って、ベトナム小売市場においても、トラディッショナル・トレードの攻略は消費財メーカーにとって非常に重要なものとなる。取扱品目や導入期、成長期の戦略によって様々であるが、消費財メーカーにとってベトナムでサステイナブル(持続可能)な利益を出す上では、トラディッショナル・トレードは確実に無視できない存在である。
ベトナムのトラディッショナル・トレード。
tiem tap hoa(チャム・タップ・ホア)と呼ばれ、 意味はMini Glossary Store。全土に50万店程存在する。
(執筆日:2014年6月10日)
有料記事閲覧および中国重要規定データベースのご利用は、ユーザー登録後にお手続きいただけます。
詳細は下の「ユーザー登録のご案内」をクリックして下さい。
2015年4月28日
2015年4月20日
2015年1月22日
2014年12月26日
2014年10月23日