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ログイン2016年4月4日
報道によると、上海最初のゴルフ場・上海国際カントリーゴルフクラブは先週土曜日(3/19)に強制的に取り壊された。大量の武装警察と見られる人員が列をなしてゴルフ場に現れ、掘削機、ショベルカーなどの大量の装備でゴルフ場に入り、フェアウェイ、ハザードの取り壊しを行った。
情報によると、上海国際カントリーゴルフクラブは「中華人民共和国水質汚染防止法」の関係規定に違反しており、上海市青浦区人民政府によって、2015年5月31日を期限とする取り壊しを命じられていた。しかし、ゴルフ場は取り壊しをせずに、上海市第二中級人民裁判所に行政訴訟(結審はしていない)を起こした。「行政訴訟法」第56条の規定により、行政訴訟期間中は原則として、行政処罰措置の実施を停止しないとしているため、報道で伝えられている強制的取り壊しが発生したわけだ。
本件について、筆者がゴルフ場、現地政府にそれぞれ確認した結果、前述の情報は事実であることがわかった。また、情報によると、現時点までに、ゴルフ場と政府は取り壊し後の補償方案について妥結しておらず、補償方案の取り決めが次の段階における双方の作業で重点ポイントになると思われる(日程はまだ未定)。筆者は数社の会員企業を代理して、訴訟などによる権益保護を実施する過程で、ゴルフ場、政府などに密に連絡を取っていることから、強制的取り壊し発生後、更に多くの会員が対策措置を講じることが予測される。
また、関係する報道では、上海太陽島国際ゴルフクラブ、上海東方ゴルフクラブ、西上海ゴルフカントリークラブに対しても、強制的取り壊しが行われた可能性がある。
(里兆法律事務所が2016年3月21日付けで作成)
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