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ログイン2020年9月25日
ある時、筆者が勤務する企業が進出している経済開発区政府の女性通訳から電話がありました。依頼内容は経済開発区政府の招商部門等において、日本語通訳もできる人材を採用したいから面接官になって欲しいというものでした。その時の体験談を紹介します。
1.ある時電話が
会社で業務をしていたある日、筆者に知らない電話番号から電話がありました。会議中だった筆者が電話に出なかったところ、会議終了後、部下から「経済開発区政府の〇〇さんから電話があり、奥北さんに電話したが番号が正しいはずなのに出てくれない」と言われました。
経済開発区政府の美人女性通訳:「奥北さん、今度の日曜日空いていますか?」
筆者:「(ビクッ、空いてはいるが簡単に空いているというと恐ろしい気が・・・)何かあるのですか?」
経済開発区政府の美人女性通訳:「経済開発区政府では企業支援や企業誘致のために外国語のできる人材を強化中です。今回日本語通訳ができる招商部門等の人材を採用したいと思います。日本語ですからやはり日本人の方にも面接に加わって頂いた方が良いと上司から言われました。奥北さんなら中国語もできるから便利ですし・・・」
筆者:「(便利というのは本音だろうが、それなら恐ろしくはないな・・・)分かりました。参加します」
経済開発区政府の美人女性通訳:「良かった!では、日本語を中国語にするための問題を作ってください。取り合えず、3分間と5分間の面接バージョンを2問作ってください。日本人ビジネスマンがしばしば話す内容で、通訳することが多い内容が良いです」
筆者:「(相変わらずの無茶振りだな・・・)分かりました」
2.面接当日
面接当日、経済開発区政府の幹部が多く揃いました。他にも英語通訳や韓国語通訳のできる人材の採用面接もあるとのことでした。
経済開発区政府の美人女性通訳:「最初に副主任が質問します。その後、私が中国語のお題を出し、日本語と英語に口頭で通訳してもらいます。その後に奥北さんが日本語でお題を読み上げ、それを面接者に口頭で中国語にしてもらいます。それぞれのレベルと人柄などについての日本人としての感想を面接者ごとに面接終了後に教えてもらえますか?感想を面接官皆で議論し、各自がそれぞれ得点表に記載します」
面接主査は経済開発区政府の副主任、副査は採用部門の局長と筆者、更に2名の政府日本語通訳という合計5名での面接となりました。面接者は16名で、一人ずつの面接とのことでした。面接ポイントとそれぞれの満点が記載された紙が渡され、面接後、その度に採点官に提出するとのことでした。
面接終了後に感想を議論していて気付いたのは、言葉のレベルは二の次であり、最優先事項は企業誘致や企業対応のため様々な日本人に多く接触することから、より営業的な資質・明るい性格を重視していることに気づきました。
経済開発区政府幹部:「それにしても、日本語のお題の際、日本人がお題を読み上げレベルをチェックしていると気づいた時、面接者の皆さんはびっくりしただろうな。ワッ、ハッ、ハッ。我々は国際的な経済開発区を志向しているからな」
以上
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