1. 先週の為替相場レンジ（変動範囲）

2. 先週の為替相場サマリー

❖ 円安、ドル高

USD/JPY
● ドル円は上昇。1ドル＝141.74円からスタートし、週央までは同水準を挟んで小動きが続いた。木曜日に欧州各
国が大幅利上げを実施すると円売りが強まる展開となり、142.50円を超えて上昇。また同日のNY時間に、パウ
エルFRB議長による米議会証言において、追加利上げの可能性が高いことが示されるとドル買いが強まり143
円台へと突入。週末も勢いは止まらず143.93円まで上昇したのち、高値圏の143.68円でクローズ。
● 先週末の予想は「フラット」。2022年初からの正答率は62.3％。

EUR/USD
● ユーロは小幅安。1ユーロ＝1.0938ドルからスタートすると、週央まで小動きが続いた。水曜日のNY時間からじ
わりと上昇し、木曜日の欧州各国の利上げを横目に一時1.1011まで上昇。しかし金曜日に弱いユーロ圏各国
のPMIが発表されると一転してユーロ売りが優勢となり、ポジションが偏っていたのか1.0843まで大きく下落し
たのち、週末は1.0889でクローズ。
● 先週末の予想は「上」で結果は「×」。2022年初からの正答率は62.3％。

USD/CNH
● ドル高、人民元安。1ドル＝7.1270元からスタートすると、週初からドル買い、人民元売りが優勢で、火曜日には
LPRと呼ばれる貸出基準レートが引き下げられたこともあり7.18台までドル買いが強まった。人民元安の勢いは
止まらず金曜日には東京時間に7.2287を記録したのち、週末は7.2156でクローズ。
● 先週末の予想は「フラット」。2022年初からの正答率は66.1％。

本号は日本時間6月25日午前12時までの情報をもとに作成しています。The FX Report, Weekly に関するお問い合わせは、株式会社トレジャリー・パートナーズにお願い申し上げます。
https://treasury-p.com/contact

ご留意事項
本レポートに掲載されているあらゆる内容の無断転載・複製を禁じます。また本レポートは単に情報提供を目的に作成されており、その正確性を弊社及び情報提供元が保証するものではなく、また掲載された内容は経済情勢等の変化により変更されることがあります。掲載情報は利用者の責任と判断でご利用頂き、また個別の案件につきましては法律・会計・税務等の各面の専門家にご相談くださるようお願い致します。万一、利用者が当情報の利用に関して損害を被った場合、弊社及び情報提供元はその原因の如何を問わず賠償の責を負いません。