1. 先週の為替相場レンジ（変動範囲）

2. 先週の為替相場サマリー

❖ 小幅に円高

USD/JPY
● ドル円は上値を伸ばしたのち、反落。1ドル＝149.96円からスタートすると、水曜日の欧州時間までは150円丁度の注文に上値を抑えられて推移した。水曜日の北米時間から米長期金利が上昇に転じる中でドル円は150円をクリアに上抜け上昇の勢いが加速、翌木曜日の欧州時間には一時150.79円を記録した。しかしそこがピークで、その後は米長期金利が低下する中でドル円も達成感からか円の買い戻しが優勢となり、149.65円でクローズ。
● 先週末の予想はフラット。2022年初からの正答率は61.8％。

EUR/USD
● ユーロは小幅に下落。1ユーロ＝1.0594ドルからスタートすると、週初はリスクオン優勢の中で火曜日の欧州時間に1.0696の今週高値を記録。しかしその後に発表されたユーロ圏の10月PMIが弱く、且つ米国10月PMIが強含んだこともありユーロ売り、ドル買いが優勢となった。木曜日には米国7-9月GDPが前期比年率で+4.9％と強い数値が確認されたことで一段とドル買いが強まり、今週のユーロの安値1.0523を記録。週末に向けては緩やかに買い戻され1.0566でクローズ。
● 先週末の予想は上で結果は「×」。2022年初からの正答率は60.6％。

USD/CNH
● 人民元はほぼ横ばい。1ドル＝7.3260元からスタートし、週初はリスクオンの流れの中で人民元は買い戻され火曜日のアジア時間に7.3016を記録。しかしその後は堅調な米国経済指標が続いたことでじわりとドルが買い戻された。週末に7.3360を記録したのち、7.3327でクローズ。人民元を買い戻す材料に乏しい1週間だった。
● 先週末の予想は下で結果は「×」。2022年初からの正答率は62.5％。

本号は日本時間10月29日午前12時までの情報をもとに作成しています。

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