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ログイン2014年9月11日
2014年7月1日、中国(上海)自由貿易試験区(以下「上海自由貿易試験区」という)の外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2014年改正)が公布された。2014年ネガティブリストでは自由化が更に進められ、透明度が増している。特別管理措置はこれまでの190条から139条(制限的措置110条、禁止的措置29条)に調整された。
2014年ネガティブリストの具体的な調整内容を見ると、以下の三つに分けられる。
1.
実質的な開放拡大、規制廃止に起因する調整:実質的に14条が廃止され、19条が緩和された。例えば、2014年ネガティブリストでの航空運輸代理業務への投資に関する持分比率規制の廃止、400トンおよびそれ以上の装輪式、キャタピラ式起重機械製造への投資に関する持分比率規制の廃止、原油、化学肥料の卸売、配送などへの投資の緩和である。上海自由貿易試験区管理委員会の関係責任者は、サービス業の開放拡大は上海自由貿易試験区建設における最も主要な部分であり、製造業、採鉱業、建設業も絶えず開放していくと表明した。
2.
内外資の規制一致に起因する調整:一部の内資企業が従事できない分野に対し、内外資一致の原則に基づいて、外商投資企業も規制を受ける。これらの分野はネガティブリストにおいて明記する必要はない。例えば、「博打業(賭博類の競馬場を含む)への投資の禁止、風俗業への投資の禁止」に関する規定を削除した。
3.
表現の明確化に起因する調整:2014年ネガティブリストではあいまいな表現をできる限り避け、操作性がより向上した。例えば、従来は「直接販売への投資を制限する」とのみ規定されていたものを、2014年ネガティブリストでは「直接販売への投資を制限し、投資者は3年以上の中国国外における直接販売活動への従事経験を具備しなければならず、且つ会社の払込登録資本は8,000万人民元を下回ってはならない」と明確にした。
(里兆法律事務所が2014年8月29日付で作成)
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