販売先に値上げ情報を流すだけでは通常違法にはなりませんが、「情報の流布により市場価格の秩序をかく乱させた場合」、処罰の対象となります。本稿は、多国籍企業ユニリーバに対する200万人民元の処罰事件を取り上げ、日本企業に中国の価格法に関する留意点を喚起したいと思います。【1,533字】

愛人が手切れ金をもらえなくなる？今回は、不倫関係の愛人（中国語では情人、情婦という）に手切れ金を渡す約束が法律上認められるかという問題について紹介したい。【2,413字】

中国に進出する日系企業の日本人にとって、中国でのタクシー乗車は中国を実体験できる空間となります。それはどういう意味でしょうか？「以心伝心」に関する中国人と日本人の違い、お世辞を言わない中国人と言う日本人についての現場体験記です。

日中租税条約第11条～12条を解説します。【4,976字】

人民銀行第1四半期貨幣政策執行報告の概要を紹介する。【3,622字】

中国で労働裁判をするに際し、日系企業が地元労働局から徹底抗戦を要求されることがあります。今回は、労働裁判傍聴記の続編です。

特許、商標、著作権関連の権益保護、投資保護、情報保護その他現場の業務実績に基づき、中国の知的財産権事情について紹介します。【1,842字】

今後、多くの原子力発電所ができるものと見込まれている中国。その中国における原子力事故による損害賠償の関連法制度について簡単に紹介することにする。【2,958字】

さる4月末、中国国家統計局は相次いで2010年に行なわれた第6次全国人口センサス（国勢調査）の速報結果を公表した。世界一の人口数を持つ、豊富・廉価な労働力で「世界の工場」に浮上した中国だけで、今回の人口センサスの結果は内外から強い関心を集めている。【5,708字】

中国人が好む言葉に「差不多（cha bu duo）」というものがあります。今回は、中国人（漢族）の真髄を示す「差不多」に関するエピソードです。